国民年金基金のおかげ

50歳を超えると嫌でも体力の低下、病気の発症などで、働けなくなることを考えてしまいます。その他にも、世の中の変化についていけるか、仕事に対する姿勢で初心を忘れずに取り組めるかなど、自分自身のスキルや気持ちの課題もつきまといます。その点、大企業の上役、中間管理職はある意味、持ち上げられてしまう部分もありますし、大変だな・・・と感じます。1人で自営業でいる限り、上司はいませんし、事業主ですが、零細事業主ですので、ハングリーな気持ちを持ち続けることができ、世の中の変化に喰らいついていく気持ちを持てるのは、よいことかもしれません。

一方、自営業は仕事の安定は保証されませんし、老後の収入という点でも会社員より少ないですが、私自身は2002年(31歳)から国民年金基金に加入しているため、公的年金と国民年金で、普通のサラリーマンと同程度の老後資金を毎月2.3万円(国民年金を合せると4万円程度)の掛金で手当てできています。

国民年金基金は加入時利率による固定金利で運用されており、私が加入したときの利率は4%。厚生年金でいえば、給与44万円と同様の保険料(国民年金と国民年金基金で合計4万円)の負担で、65歳以降、月額18万円の年金を確保できています。

今の加入時利率は1.5%ですので、私の加入時よりも掛金は高く、年金は少なくなりますが、掛金の全額を保険料控除できる点や、公的年金とは異なり、年金額が減る心配もない点で、悪くない制度だと思います

老後への備えは、健康作りのための食事、睡眠、運動の方が大切だと思いますが、税制を活用して、節税効果を味方につけて、収入源を確保することも大切です

できることから準備を始めてみてはいかがでしょうか?