マネークイズ35 個人年金と確定拠出年金、掛金の節税効果は?

生命保険会社と契約する円建て、外貨建ての個人年金保険と、自分で投資信託等で運用する確定拠出年金、

自分の掛金を支払ったことによる所得税、住民税の節税効果は、どっちが大きい?

1.個人年金保険

2.確定拠出年金

3.実は同じ

正解 2

個人年金保険の保険料を支払った場合、要件を満たせば、生命保険料控除の対象となり、最高で所得税4万円、住民

税2.8万円の所得控除が適用されます。

一方、自分で確定拠出年金の掛け金を支払った場合、支払った全額が所得税、住民税の所得控除が適用されます。

金額が小さい場合、節税効果は同じですが、掛金が多くなるにつれて、全額控除できる確定拠出年金の方が、

全額所得控除の対象となる分、節税効果が大きくなります。

なお、所得税は5%から45%の累進税率、住民税は一律10%ですので、元々の税率が低い人の節税効果は低く、

高い人の節税効果は大きくなります

FPまっすーのアドバイス

NISAによる投資信託は運用益は非課税ですが、積立金額に対する節税効果はありません。

一方、確定拠出年金は、掛金の所得税、住民税の節税効果があり、運用益は非課税ですが、

受取時に一定の税制優遇はあるものの、課税される可能性があります。

個々人で判断は変わりますが、私の考えでは、

シンプルに資産形成をしたい方はNISA、

所得税、住民税の節税効果を味方にしたい人は確定拠出年金、

節税効果も低く、多くの運用益は期待できないものの、確実に老後資金を準備したい人は個人年金保険

という感じでしょうか