FPまっすーのマネー術 子どもの教育資金準備

人生の3大資金は、教育、住宅、老後資金といわれますが、この3つのうち、教育資金は、子どもができたら、

必要となる時期は決まり、待ってくれませんので、計画的に準備することが必要です。

一般的に、幼稚園、小学校、中学校、高校は家計のフローで手当てして、大学資金は計画的に貯蓄をして、

取り崩しで手当てする、という考え方をプロトタイプとして考えていました

昔は、学資保険、子ども保険、その後、金利が低い時期は、保険料の払込期間を大学進学直前とする

低解約返戻金特約型終身保険で準備するのも一理ありましたが、金利が低く、パワー不足を感じていました

私が娘と息子の学費の準備で利用したのが外貨建て債券

景気がよい時期の後半は、金利が高いため、金利がピークを付けたと考えたタイミングで、

金利が高い(かつインフレが小さい)通貨で発行され、発行体の信用度が高い投資先の債券を購入し、

債券は金利が高いときに購入すれば、破綻しない限り、高金利を受け取ることができますし、

景気が悪化して、世の中の金利が下がると、債券価格が上昇しますので、売っても売却益が得られやすい

つまり、どっちに転んでも利益が期待できるタイミングを待って、外貨建て債券を買っていました

利率4%のときにドル建て終身保険(保険会社は米国債で運用)、

利回り5%台の豪ドル債、メキシコペソ債で運用して、

結果的にいずれも投資金額に対して50%近い利益を上げることができ、進学資金を準備しました

信用できる発行体の債券を、高金利(かつ今後、金利が下がる)タイミングで、購入して、

景気が悪化して、金利が下がり切ったら売る、という少しテクニカルな方法が必要ですが、

誤解を恐れずにいえば、定期預金の考え方にリスク管理の考え方を習得できれば、株式投資に比べると

難しくありませんから、子どもの教育資金準備に「定期預金のつもりで」外貨建て債券を利用しました

ここ最近、外国の金利は、数年または数十年に一度あるかないかの高金利局面でしたので、

金利のピーク時に、今後の不景気に備えて、米ドル、カナダドル、豪ドル、ユーロ、メキシコペソの外貨建て債券を

購入しました

債券はNISAでは利用できないため、あまり脚光を浴びていませんが、上手に活用しましょう!