
よく昔から言われている話として、「借金は相続対策として効果的」と言われますが、これは本当?
1.借金自体に相続税を減らす効果はない
2.借金自体が相続税を減らす効果がある
正解 1
金融機関から1億円を借りて、1億円を保有している場合、±0ですので、相続税を減らす効果はありません。
借金に相続対策の効果があると言われるのは、借金で不動産を購入すると、
土地は路線価方式で約8割、建物は約4割前後で評価されるため、相続税が減少し、
土地を貸したり、土地上の建物を貸すことで、さらに評価が下がり、
貸した場合、小規模宅地等の特例により、200㎡まで5割評価が下がります
つまり、借金であってもなくても、不動産を購入したり、賃貸することで、相続税評価額が下がるのです
FPまっすーのアドバイス
借金をすることで取得する資産から得られる収益で返済できる確度が高ければ、インフレ対策として効果的です。
無計画な借金、返済能力を超える借金、当面の資金繰りを口実とする借金は、悪循環の入り口になりかねません。
そういうときは、一度立ち止まり、ライフスタイルを見直す、その原因となっていることをやめる、周りの人に
勇気をもって相談する、などのほうが長い目で見て、効果的です