マネークイズ38 勤続40年の退職金課税

退職金は老後の生活資金として非常に大切な資金であり、所得税、住民税の計算上も、「お疲れさま!」という

位置づけで、課税を軽くする仕組みがあります。仮に勤続40年の場合、退職一時金のうち、いくらまでは所得ゼロ

と扱われるでしょう?

1.1600万円

2.2200万円

3.2800万円

正解 2

退職一時金は退職所得として扱い、(退職一時金-退職所得控除額)×1/2 で計算されます。

退職所得控除額は、勤続20年までは1年あたり40万円、20年超の部分は1年あたり70万円ですので、

勤続40年の場合、40万円×20年+70万円×20年=2200万円となり、2200万円までの

退職一時金は課税されません。

原則、退職所得控除額を超える部分の半分を所得(もうけ)と扱い、税負担は非常に軽くなっています。

FPまっすーのアドバイス

ここ最近、20年超の部分の退職所得控除額を「70万円」から「40万円」に縮小しようという動きがあります。

NISAのような非課税のものは課税されることは考えにくいですが、

課税される所得は税負担が増える可能性もありますので、今後の税制改正のニュースをチェックしましょう!