マネークイズ39 配偶者しか相続人がいない場合の相続税

死亡したときに、遺族が遺産を取得すると、一定のルールに基づき、相続税が計算されます。

仮に、遺産が100億円、相続人が配偶者のみである場合、配偶者には相続税がかかるでしょうか?

1.遺産の約半分程度の相続税がかかる

2.相続税はゼロ

正解 2

配偶者は課税価格の法定相続分または1億6,000万円のいずれか多い金額まで相続財産を取得しても

相続税はかかりません。

配偶者と子が法定相続人である場合、配偶者の法定相続分は1/2

配偶者と直系尊属が法定相続人である場合、配偶者の法定相続分は2/3

配偶者と兄弟姉妹が法定相続人である場合、配偶者の法定相続分は3/4

配偶者のみが法定相続人である場合、配偶者の法定相続分は全部

つまり、配偶者のみが法定相続人である場合、全財産を相続で取得しても、相続税はかかりません。

ただし、相続税の申告をすることが要件であり、原則、相続開始があったことを知った日の翌日から10カ月以内に

被相続人の住所地を管轄する所轄税務署に手続きが必要です